GoldfishFilm
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世界的に新型コロナウイルスが感染拡大するまで、ぼくの仕事へのモチベーションのひとつが"知らない場所に旅にでる"ことでした。そもそも映画や物語に魅せられたのも「ここではない世界」への憧れから。見知らぬ国の人や文化、風景などに触れることは、何よりも心躍る瞬間です。
ぼくが最初に海外旅行に出かけたのは、ネパールでした。さまざまな旅行関連の本を眺めるなかで、もっとも異世界へのワクワク感を覚えたのが選んだ理由です。
約一ヶ月間。英会話集さえ持たず出てしまい、現地でのコミュニケーションには苦労した想い出があります。でも、何とかなるものですね。困れば誰かが助けてくれるものです。
ネパールの旅のテーマのひとつが、たくさんの写真を撮ることでした。
当時は、満足できるような写真を撮れるデジカメはなく、持っていったのは壊れても盗まれも大丈夫なように安くて小さなプラスチック製のフィルムカメラ。
主に風景を撮っていましたが、もうひとつのモチーフは子どもたちでした。機会があれば、ジェスチャーでコミュニケーションを交わして一緒に写真を撮ったり、時には子どもたちがぼくを撮ってくれることも。
テレビもコンビニもない生活ですが、子どもたちの多くは笑顔で溢れ、特に目の輝きは本当にキラキラしていたことを強く覚えています。
今回は、そんな初めての海外旅行で写真で撮った子どもたちの写真を紹介させていただきます。古い写真ですが、よかったら少しご一緒に眺めて頂けると嬉しいです。

1枚目は、ネパール東部バグマティ州にあるチトワン国立公園に近い村での写真。
簡素な家の軒先にぶらさがる少女。そして手作りのキルケットでできた服を着て妹の背負いながら遊ぶ男の子。輪っかを棒で転がして遊んでいました。
ぼくはしたことはありませんが、昭和の子どもたちもこんな遊びをしていましたね。

こちらは、ぼくが滞在していたロッジの近くに暮らしている子ども。髪がくるんと広がっていてかわいいですね。
ちなみにチトワンは、野生動物の宝庫として有名で、ジャングルではサイやトラと遭遇することもあるそうです。ぼくは象に乗ってジャングルに行ったり、ワニが棲む川を小さな木舟で渡ったりしました。

この子たちは、ネパール第二の都市ポカラで出会いました。
ふたりともちょっとやんちゃな眼差しをしていますね。レンズを見つめながらおへそをいじっているところからもそんな性格が垣間見られます。
都市といっても、当時のポカラは首都カトマンズの喧騒とは異なり、のんびりした空気が流れていました。大きな湖があり、ヒマラヤ山脈へのトレッキングをする人々の拠点でもあるので、海外からの旅行者も多く訪れる街です。
現在では、国際空港も完成して雰囲気も変わってきているようです。

そして、最後にもう一度チトワンの子どもたち。
たくさんの子どもと出会いながら、いちばん仲良くなったのがこの子たちでした。カメラを渡すとパシャパシャと写真を撮ったり、メモ帳の切れ端をあげるだけで大喜びしたり。この時のことを思い出すと、今でも無性にネパールに行きたくなります。
さて、今回子どもたちの写真をご紹介させて頂いたのは、近頃子どもたちを描いた作品を作りたいという想いがふつふつと湧いているからなんです。
いつか、ちゃんと実現できるとよいのですが。
それでは、また。